Thursday 6 January 2011

映画『The Social Network』の感想

mixiと言えば、誰もが知る日本で一番のSNSですが

Facebookは世界中で5億人が使用、毎日likeボタン(いいねボタン)が30億回押されている世界最大のSNS。

そして日本でもうすぐ公開になるFacebookについての映画

『The Social Network』

音楽とうまい映像のパッチハークでかなり感動的に仕上げられているこのトレイラー(名探偵コナン並み)に騙されてネットで2回、飛行機の中で2回、計4回も見てしまいました。正直、内容は涙の枯渇というか全然感動できるものではないです。内容を伝えるという点ではトレイラーよりポスターの方がうまく機能していると思います。

20101014152239.png


元々、原作の本があってそっちもなかなかスリリングで、Facebook創業時の話がかなり細かく書かれてビジネスマン、学生にも面白いケーススタディのネタになるんじゃないかと思う。

で映画の感想は

冒頭、バーでの会話シーンで主人公のマークが、内容がランダムで通行人にもかるく5発くらい当たってしまいそうなマシンガントークを5分くらいしているんですが、ハーバードの学生であるマークの頭の回転の早さとそれ故に生じる彼女との別れがおもしろい。彼女が言い放つ『話が飛んでついていけない』と言うのがいろんな物を象徴としているような気がする。ビルゲイツから始まるアメリカのビリオネア達が皆、Geek(オタク)だったようにこのマークザッカーバーグも例外ではない、ということか。

そして日本でも数年前に流行った(?)無料音楽提供のナップスターの創設者、ショーンパーカーがFacebookの爆発に一役買っていたという事実。アメリカにはこのような新しいアイデアやビジネスを援助するような雰囲気というか風土がある、だからスピーディーに成功するし成功した時でかい、日本は遅く小さい。カリフォルニアの、シリコンバレーの雰囲気に憧れる。

これだけの企業にしたのはマークの人柄も多いに関係している。絶対に。劇中、終始見られるストレートな言動にかわいいというかマークは純粋なんだろうなと思わさざるをえない。

ビジネス観点で見ても面白いこの映画。始まったばかりのFacebookを友人は「そろそろ、利益をあげていこう」と持ちかける、が、マークは『まだFacebookは始まったばかりで何なのかわからない。どんな可能性を秘めているのかも分からない。なにより、今広告を出したら「クール」じゃなくなる!Facebookはクールじゃないといけない。』ここにマークの美意識が垣間みれる、そして結果的にこの時の決断がその後の成功につながっていく。

それと、Facebookの広げ方がすごい。Facebookの排他性と特権性をうまく利用して、ハーバード内の会員数が飽和状態になった後、他のエリート校(ケンブリッジ、スタンフォード等)に広げ、次にそれより少し下の大学にアプローチし、そして普通の大学、高校へと範囲を広げていったのだ。つまり、上から下に広げ、「エリートのコミュニティーに入れる」という優越感をユーザーに疑似体験させた。アメリカの社会階級意識をうまく利用したマークは見事と言うほか無い。

役者も、適材適所というか(たぶん)有名じゃない俳優達をいい感じに使っている感がある。
日本で作ったら、マークがジャニーズになりかねない。

別バージョン

僕が短期間に4回も見たのは、スピードのある展開で見る度に気づきがあったりで飽きないからです。


このジャンルでこんなに面白い映画はなかなかあるもんじゃないと思うので
ぜひ映画館で見てみてください!!

http://www.youtube.com/watch?v=HsLzKf6Bzhs

1 comment:

  1. I watched "TRON legacy".

    The story was not so good and seemed to have some needless foreshadowing.

    But, the sound was so cool. Beats of "Daft Punk" made me crazy! (I wanna here it louder in the box.)

    And it may help us what the future world should be.


    I'll try to watch the facebook's movie.


    take care

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